ぎをん齋藤
ぎをん齋藤

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コロナ年度二年目の冬

コロナという言葉を見ない、聞かない日は一日たりとて無い。

全世界5000万人以上が罹患したという事実は歴史に刻まれる大事件である。

丁度100年まえ「スペイン風邪」と称された新型インフルエンザが欧米で大流行したが、こちらは若い人が大勢の亡くなった。日本でも30万人がなくなったというから歴史に残る大惨事である。

その折の防疫対策もマスクの着用とソーシャルディスタンスを取ることであったらしい。

ホットニュースではコロナ対策としてファイザー社のワクチンが有望視され、来年6月頃から日本でも無償で接種が始まりそうだ。

感染を90%防げるとのコメントが事実なら全世界への朗報であり、マスク生活から解放されコロナ騒ぎは一段落する、それまでの辛抱ということになれば世界は元気を取り戻すだろう。

こんな現下でも「ぎをん齋藤」は昨年同様、今年も展示会を開催する。感染予防と経済活動の両立を図っての結論である。

日程は12月10日(木)11日(金)12日(土)の三日間、例年の「銀座かねまつホール」で開催する。

今年も感染に最大の注意を払いながら開く予定である。

是非ともご支援のほどをお願い申し上げます。

コレクション

圧倒的に男性が多いと思われる骨董蒐集の道楽。

女性の比率は10%程ではないだろうか。

その理由は男の私にはよく分からない。

蒐集で問題なのが本物か偽物かのこの一点に尽きる。

まあ例え偽物でも本人が納得して満足していれば、何も問題はないのだが、思わぬ安くで手に入れた物が本物で大儲けしたいなどと言う不純な願いが出るからコレクションが台無しになる。

先日も海外ドキュメンタリー番組で古書の偽造を扱った番組があったので興味深く観たのだが、「コペルニクス」や「ニュートン」初版本を偽造し、逮捕され刑期を終えて番組に出演している張本人がその手口を公開すると言う珍しい番組であった。

彼によると紙に時代がかったシミを付けたり、オリジナルにある誤印刷やハンコの誤字まで徹底的に真似ると言うから専門家でさえ見過ごして本物の証明書を付けて博物館に納めてしまうらしい。

またこの話とは別に中国の贋物販売人は何千年前の棺に偽物の副葬品を入れて地中に埋め戻し、お客に今初めて発掘したかのように現場で掘り起こして贋物を本物に見せかけると言う手口の話を聞いたことがある。

ここまで手の込んだ仕掛けがしてあれば誰でも騙されて当然であろう。

世の中にはそんな甘い話は無いと心せねばならないのだ。

売れるアート、後になって売れるアート

アート作品の中には絵画、陶器、音楽、木工、染織、現代アートも含めて多くのジャンルがあるが、

作家が存命中に高い評価を得てよく売れる人もいれば、没後何十年、何百年後に評価が高まり高値で売買されるケースもよくある。

「ピカソ」や日本では「横山大観」などは現役時代から高い評価を受けた有名な例だが

後者は「フェルメール」日本では「東洲斎写楽」などを例に挙げても良いのではないか。

フェルメールは現役の頃は「ラピイズラリー」という高価な絵具を手に入れるために借金を重ねていた不遇の絵描きだ。

この「ラピイズラリー」こそ、後に「フェルメール ブルー」として現在一枚、何十億円で取引されているのは皮肉だ。

一方「東洲斎写楽」は雅号で描いたのは本当は誰かと世間では噂で持ちきりの時代があった「歌麿」いや「豊国」だとか「蔦屋」だとか論争が世間を騒がせたが、結局「斎藤十郎兵衛」という侍で決着が付いた。

しかし存命中は「蔦屋重三郎」という版元のパトロンが付いていながら結局、売れずに姿を消した。

しかし明治時代に入り特徴的な画風がアメリカ人に評価され、版画「役者大首絵」が一枚一億円で取引されている。

出来れば現役時代から評価を得たいものだが、それは「運」次第だと言うことか。