ぎをん齋藤
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京都市立美術館                                         

京都市立美術館が来年4月にリニューアル オープンするらしい、

名前も「京セラ美術館」と改め、

こけら落としに「杉本博司展」が開かれるようである。

彼自身も京都での個展は初めてのことだから気合いが入っている。

同時に細美美術館でも杉本博司、表具展を開催するらしいから、

4月は彼もとても忙しい。

その目玉作品に私の「摺箔  金銀波濤図」をという話が持ち上がっている。

実現すれば名誉なことであり、

ますます摺箔の更なる深化を図りたいと心に誓っている。

京都市立美術館は店からは車なら7〜8分にある子供の頃から親しんだ美術館である。

確かミロ ビーナスがルーブル美術館から運ばれてきたとき長蛇の列の中から20秒くらい見えた記憶がある。

小学生の時はお絵かきの優秀作で美術館に張り出されたこともあった。

歴史のある建物と広大な敷地で一つや二つの催し物では埋め尽くせない美術館である。

老朽化の名の下に歴史がドンドン塗り替えらていく、必然ではあるが私には寂しい。

「あなたも老朽化したから取り壊しますよ。」と言われているようで、、、、、。

人のために生きる 

善良にいきていく事自体が自分を取り巻く人たちの為になっている。

とりわけ配偶者や子供たち、友人、近隣コミュニティーの人々の為になっているのは間違いない。

相変わらず喉の療養生活を余儀なくされている私は妻と社員の為に一年でも長く、仕事ができる体調で生きて行こうと決心した。

杉本博司氏からのメール      

滅多に来ない杉本さんからメールが届いた。

今日「摺箔」「波濤図」屏風がほぼ完成したので写メして今後の扱いを尋ねた、その返信である。

完成全図は来年四月、京都、細見美術館でのお披露目茶会の為に、このブログでは掲載しない事にした。

メールの原文から一部をコピーしてペーストしたものだが、彼の興奮程度が伝わるようだ!

「画像拝見いたしました。大変なことになっていますね。宗達ー光琳ー齋藤。でしょうか。、、、、」

で始まる文章は整然とせず、見え透いた世辞を言ったり思いついたことを書き並べた感じだ。

予想以上の出来栄えに狂喜乱舞というところか、今はニューヨークにいるので八月後半になったら京都に見に行くという。

待てよ!もしかして彼から受け取るメールはこれが初めてではないだろうか?

シャイで軽口はよく叩くが、真剣な話になると厳しい目をして睨みつける。

ただ好きなことは熱心に飽きずやる、好奇心は自分が納得するまで追求する人である。

その一途な幼児性が彼の魅力であるに違いない。

彼に啓発されてアートの道を本格的に歩みだした私の作品が彼にこれだけの感動を与えられたのは望外の喜びである。

彼にさえ認めてもらえば他の多くがなんと言おうと意に介さない。