ぎをん齋藤
ぎをん齋藤

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今、話題の「働き方改革」

 

世間ではサービス残業や過労死が大きな社会問題になっているが  「ぎをん齋藤」では以前から残業なし、定年無しを打ち出している。

 

これは私の労働に対する考え方が生涯現役を基本として大切にしているとことがベースになっている。ただ、若い労働力を確保していくためには、一定の年齢に達すれば現役時代と出来るだけ近い条件で契約社員として働いてもらう必要はある。

 

 

例えば私を例にあげれば若い頃は製作もし、営業もやっていたが、もう何十年も営業を外れ製作に専従してきた、そんな人間が営業を再開するのは苦痛であり無理もある、逆もまた同じである。

 

私の場合、創作意欲が無くなった時が定年で離職の時となり、営業マンは売る気力が失せた時が定年だと考えている。また、無理に残業をしなくても決められた労働時間内に効率良く生産性を上げることは当社のような業態では十分可能で遅くまで仕事場で残業するのはナンセンスだと思っている。問題点は次の統率者である。

 

トップになる人間には求心力とカリスマ性が必要だが、これは生まれ持った「器」と社会で必要な知恵を成長期に身につけられたかの問題だと思っている。

 

実はこの問題は私の最大の命題であり、文化の継承者として授かった余命の中で解決しなければならない避けては通れない問題でもある。

新人来たる!

齋藤織物(株)に優秀な新人が参加することになった。

 

3月に大学を卒業するピカピカの新卒女性で私は大いに期待している。齋藤織物は30年程前に西陣織の帯を作りたくて私が創業した会社である。製造の責任者に川口を得てから数多くの種類の織物を彼と二人三脚で製作してきた。

 

 

手織りにこだわり、機械織りは行わない訳はコストはかかっても大量生産を嫌ったのと手織りの生地風が機械では出せないという二つの理由である。

 

現代の寸法の帯が使われ始めたのは江戸後期頃からの風習で、それ以前は細い布をベルトのように後ろ手に縛っただけの簡素なものであった。きもののファッションの変化や髪型の変化に伴って帯の形態も大きく変化してきたのである。

 

物作りを目指して当社に入社した彼女は新しい時代の帯を作ってくれることを願っている。

NHK「古の布を敬う」日本語版放映のお知らせ

先般1月25日に海外向け番組として放映されましたCore. Kyoto「古の布を敬う」の日本語ナレーション版が来る4月19日 (木曜日)14:00〜14:30にBS1にて放映が決定いたしました。

 

 

今回異例の速さで日本語版が制作されましたのは「古裂」という珍しいテーマがいかにも京都の中核的文化であると認められた故かと思っております。

 

 

なにかとご多用とは存じますがご高覧賜れば幸いでございます。