五七桐絞り 陣幕裂 天正年間(桃山)

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豊臣秀吉公の陣幕とされる絞り裂。
北野大茶会の間仕切りとしても屏風にかかれているが、当時は深紅であったろうと思われる。

絞りを駆使した表現はいかにも桃山時代らしく力強い。同様のものに毛利家の家紋を絞ったものも現存する。

紅地夏草模様 辻ヶ花小袖裂 天正年間

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縫いと絞りで一面埋め尽した豪華な小袖裂。
素朴な絞りと渡し縫いの技法が併用されている事からして室町時代末と思われている。紅が退色して茶色に変化しているが、当時は深紅の華やかな小袖であったと想像される。

どのような人物を飾ったのかを想像する事も私には楽しい作業である。

檜団扇濤松皮紋
辻ヶ花胴服裂 慶長年間(江戸)

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檜を墨で線あげし、鹿の子絞り、縫い締め絞りを併用する典型的後期辻が花。
同じ工房作と見える徳川家康の胴服の完品が現存する。気品の高い出来映えから明らかに徳川家の由来する人物のためのものであったと推測できる逸品。吉川観方氏(風俗研究家で京都の時代祭を創出した)の旧蔵で本品を参考に昭和期に復元された小袖がある。
本品は150cm × 40cmで見頃一枚分ある。

桧垣に四季草花辻ヶ花裂 天正年間

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現在は4片の桧垣と四季草花が三角形に裁断されて額装されているが本来は方と裾が横段に四季草花が絞られ、それ以外の部分は桧垣紋が絞られていた一枚の小袖であったと想像できる。当時は故人が愛用していた小袖などを菩提寺に打ち敷として奉納されることが多く、そのため三角形に裁断されたと思われる。絞りの技術も墨描きの筆力も超一級のもの。