齋藤織物 株式会社
COMPANY
あゆみ
はじまり
OUR HISTORY
「ぎをん齋藤が手掛ける染めのきものに似合う織り帯を作りたい」
先代齊藤貞一郎のこの思いがきっかけとなり1976年に創業した齋藤織物。京都西院にある友人の米蔵を借り、一台の試織機と二軒の出機から始まりました。その後、出機の数が徐々に増えたことを受け1989年に現在の京都西賀茂に新社屋を設立。初めはガランとしたアトリエ内に材料を入れ、機を購入し職人自ら組み立て、現在では八台の手機で操業しております。
これまでたった一軒のアトリエからありとあらゆる織物を生み出して参りましたが、それは齋藤織物にとっての織物博士的存在である、川口秀一氏との出会いが大きく影響しております。アトリエを新設した当初から先代と二人三脚で古裂の復元や、制作の傍ら若い世代の織り手の育成に尽力して参りました。
古裂の組織、素材などを研究し尽くし、解明し、西陣織帯として忠実に再現すること。また機の仕組みも学び、織り手自ら修繕できるようにすること。若手の職人には失敗を恐れずどんなことにも挑戦させる、そんな自由なもの作りができる環境を整えること。
この恵まれた環境で日々機に向かえることは、職人一人ひとりにとっての喜びでもあります。
これから
OUR FUTURE
私共が日々制作しているものは、ただ単にきものに締めるものとしての帯ではなく、その織りの中には今も色褪せない古の美意識や、それらが生まれた時代の文化や空気感、そして何より後世に残したい最高峰の技術が封じ込められているものだと自負しております。
先人に恥じないよう、より良いものを作り続けたい。
旧来の西陣の枠にとらわれない技巧へ挑戦し続けたい。
これからも創業以来の独創の精神と自由な発想で一越ひとこし、時代の美を織り成していきたいとおもいます。
会社概要
社名 | 齋藤織物 株式会社 (西陣織工業組合 組合証紙番号 2550) |
創業 | 1976年 (1980年 株式会社として法人化) |
代表者 | 齊藤 康二 |
所在地 | 〒603-8815 京都市北区西賀茂中川上町 21 番地 |
電話番号 | 075-493-4445(代表) |
ファックス | 075-493-4525 |
saito-orimono@gion-saito.com | |
事業内容 | 手機による和装織物の製造 卸業/小物商品の制作・販売 ECサイト運営 |
沿革
1976年 | 試織機一台と出機二軒で起業 |
1980年 | 株式会社として正式に独り立ちする |
1989年 | 西賀茂にアトリエを構える |
1997年 | アトリエ増築 / 手機八台で操業 |
2024年 | 古裂収蔵庫完成予定 |