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大城大

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ぎをん齋藤スタッフによる、染めに関わるウンチク+京都な日々をお届けします。敷居の高い印象を持たれがちな弊店を、少しでも身近に感じて頂ければ幸いです。

お誂えのQ&A

気候が良すぎて睡魔と格闘中の大城です…(-ω-)zzz

お昼過ぎはひときわですね。

主人がblogで「直接指導」と題して大まかな物作り工程を紹介しているので、大城も便乗して物作り、特にお誂えに関する記事を掲載します٩( ”ω” )و

展示会も近いことですし、よくあるご質問に回答する形式で、以下記事を続けてまいります。

 

質問①「お誂え(オーダーメイド)には特別な費用が必要ですか?」

→いわゆる「お誂え料」は頂戴しておりません。例えば、Aという反物の柄は好きだけど地色は変えたい、という趣旨のご要望でしたら、Aの反物に定められた価格のままで地色違いをご用意することが可能です。

 

質問②「お誂えをお願いしてから仕立あがりまで時間はどれくらいかかりますか?」

→その品が着物なのか帯なのか、手間要り具合で当然前後しますが、平均的には大体3~4か月程度の猶予をいただいています。工場のような製造ラインではなく全てが職人の手仕事となりますので、時間の余裕をもってご注文いただくことをお勧め致します。

 

質問③「お誂えは誰でも可能ですか?」

→弊店で「初めて」お買い求めになられるお客様にはあまりお勧めしていません。と申しますのも、お客様の好みや雰囲気を私どももまだ把握しきれていない段階ですし、その時点ではお客様にとっても不安の大きいやりとりになることが想像されますから、お客様と私ども、双方の信頼関係がある程度構築された状態でお話しを承ることが理想的と考えています。ただ、入念な打合せの上、お誂えのイメージが完全に共有されているという場合はこの限りではありません。ご予算の三分の一以上をお内金・着手金としてお支払いいただき、細部の染出し方針は弊店にある程度お任せいただくことなどをご了承してもらえれば、イザ!という具合です(”ω”)ノ

 

質問④「どんな手順で進んでいきますか?経過は確認することができますか?」

→お客様のご要望次第です。私もこれまでたくさんのお誂えを手配致しましたが、A.工程の都度、経過報告をご希望される方もいれば、B.仕上りまで完全にお任せ!という方もいらっしゃいます。Aの方が陥りやすい罠は、想いが先行し過ぎて「アレもコレも!」というテンコ盛り要望から最終的にどうして良いかわからなくなってしまうというパターン。ある程度はお任せいただくことも肝要です笑。かたやBの方はと言いますと、逆にこちらが不安になるくらい無関心という方も稀にいらっしゃいまして、全く連絡つかなくなるとか大城は胃に穴があきますよ笑。冗談が過ぎましたが、AやBに極端に傾倒することなく、担当者とワイワイ楽しくご相談いただければ大丈夫です(*´ω`*) 染出し工程をここまで熟知した販売員がいる呉服屋はなかなかないと自負しています。ご要望に応じて、お誂え主様の不安を解消していく様、齋藤の社員は仕込まれておりますので、何なりとご相談くださいませ~٩( ”ω” )و!

 

という具合にQ&A掲載してみました。

が、お誂えを手放しに推奨しているわけではありません、とも最後に念のため申し添えさせていただきます( ..)φメモメモ

お誂えは期待も大きいですし、そのプロセスも楽しんでいただけるものと大城は思っておりますが、目の前にない商品のお話をしていく訳なので、それ相応のご心配も当然ながらあろうかと思います。そんな心配の種を取り除き、期待を如何に大きく感じていただけるかが、私どもや職人の腕の見せ所。でも、目の前に気に入った品があったら、そりゃあもうそちらに決めてください笑 確実です笑

変なまとめになりましたが、着物選びも着物作りもとても楽しいものです。

そのお手伝いを私どもは全力で務めさせていただきますので、お店でも展示会場でもお電話でも、ご遠慮なくお声掛けてください(*‘ω‘ *)!

どうぞ宜しくお願い申し上げます!

※画像は現在進行中のお誂え草稿の一部。大城の頭の中ではもう完璧に仕上がってます笑 こりゃいい品になりますよ。

 

 

ぎをん齋藤・大城

お問合せ先:gionsaito-ohshiro@outlook.com

電話:075-561-1207(店)