ぎをん齋藤
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大城大

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ぎをん齋藤スタッフによる、染めに関わるウンチク+京都な日々をお届けします。敷居の高い印象を持たれがちな弊店を、少しでも身近に感じて頂ければ幸いです。

牡丹唐草帯

鎌倉時代から江戸時代初期にかけて、中国との貿易によってたくさんの染織品が日本国内にもたらされます。

そうした舶載裂は、茶人たちに茶入の仕覆や表装の裂として用いられ、

「名物裂(めいぶつぎれ)」として賞翫されるようになりました。

名物裂には、その染織手法によって、印金ですとか金襴、間道、緞子などさまざまなものがございます。

下画像は金糸で模様を織り出す「金襴(きんらん)」ですが、この金襴にみる唐草文の中で最も多いのが牡丹唐草なのだそうです。

中国盛唐時代の牡丹鑑賞ブームが日本にもしっかりと伝わっている訳ですね(*’ω’*)

Instagramに掲載している紗の牡丹唐草帯は、金襴ではなく、技法的には印金に類する仕事となりますが、

古裂蒐集家だった先代の脳裏に、こうした名物裂がよぎったであろうことは想像に難くないです(´艸`*)

最近このアングルでばっかり撮ってますねワタシ笑。

夏になると鮮やかな色目のものを身に纏いたくなります♬

爽快なグリーンで夏の陽射しを跳ね返してやりましょう(*^^)v!

 

ぎをん齋藤 大城

☎:075-561-1207 ✉:gionsaito-ohshiro@outlook.com

 

 

もののなまえ

最近、「もののなまえ」が面白くて気になってます。

正確には対象物の「別称・二つ名」というべきでしょうか。

先日は樂美術館を訪ねましたが、「猫割手」という茶碗銘の由来など、

その背景となるエピソードの方に目が向いてしまう今日この頃。

当blogでもコーディネートに際して「見立て」云々の話をよくしてますが、物質的なことではなくて、

どのような切り口で物事を捉えるか、という視点がその「別称」に集約されているようで面白味を感じてます。

 

そういった意味ではぎをん齋藤は割と素っ気ない名称をつけることが多いです笑。

先日の記事にあった帯なんかは「幾何学模様」。

間違いじゃないけど、個人的にはもう一歩踏み込みたい(;^ω^)

ただ、ファッションとしてご提案する品々にあまり意味不明な名前つけても仕方ない。

付加価値となるべきサイドストーリー解説は営業マンの腕にかかっているということでしょう笑。

 

そんなぎをん齋藤の物作りのバックボーンに触れることができる機会が、

7月2日(土)から8月28日(日)にかけて細見美術館で開催されます。

展覧会を覗いてからぎをん齋藤行ってみようか、なんてルートもお勧め♬

最後はなんだか告知でまとめてしまいましたが笑、

齋藤でお求めいただいた着物帯に一段と愛着をもっていただけるよう、しっかり発信続けていきたいと思います(‘ω’)ノ

 

 

ぎをん齋藤 大城

☎:075-561-1207 ✉:gionsaito-ohshiro@outlook.com

 

風通(フウツウ)の帯

前回に引続き、Instagramで取り上げた帯のご紹介です(^^)/

また織組織の話になりますが、風通は二重組織となってまして、

縦横だけじゃなくて高さというかやや厚みを感じる素材。

この立体的な組織が文字通り「風を通す」ので、「風通」と呼ばれます。

本品はその風通の黒地に、なんとも不思議な幾何学模様を描いています。

知恵の輪のような、窓枠かはたまた扉の絵か。

見方によっては禅の「○△□」かな?とかいろんな事を想像して楽しくなる帯です。

以下はあくまで大城の私見、見立てで語っているだけなので、皆さんもどうぞ自由に連想いただければと笑。

 

大城はこちらの帯柄、シュルレアリスムの絵画と見立てました。

あのダリとかマグリットとかのシュルレアリスム(超現実主義)です。

先代は広く洋画にも目を向けた物作りを手掛けていましたので、あながち大ハズレでもないだろうと

自分では勝手に納得しています(。-`ω-)キットソウニチガイナイ

そう見るとなんだか不思議な思惑の世界に迷い込んでしまいそうな気がしませんか?

私だけ笑?

 

という訳で、あわせる着物にもそんな西洋絵画を思わせる一枚をもってきています。

こんなことばかり考えているものだから、ムクムクと美術館に行きたい欲求が出てきました。

今夏も随分と暑くなりそうですしね。

冷房の効いた屋内で、夏のお着物もお楽しみくださいませ笑。

 

ぎをん齋藤 大城

☎:075-561-1207 ✉:gionsaito-ohshiro@outlook.com