ぎをん齋藤
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齋藤康二

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京都東山の祇園一角に店を構えて170年余り、
呉服の専門店として自社で制作した独自の
染物・織物をこの弊店で販売しています。
ぎをん齋藤の日常からこだわりの”もの作り”まで、
弊社の魅力を余すことなくお伝えしていきます。
皆様からのお問い合わせ、ご質問などお待ちしております。
◆お問い合わせ
ぎをん齋藤 齋藤康二
TEL:075-561-1207
(Mail) gion.saitokoji0517@gmail.com

展示会予告

梅雨のような雨も上がり、ようやくまた夏らしい日差しが戻ってきました。

今、ぎをん齋藤ではこれからの展示会に向けて、”物作り”に勤しんでいます。

染物、織物、すべての品々にぎをん齋藤の色や柄行が表現されるよう、

厳密に判断し、こだわりながら各制作過程を進めています。

そして、それらの品々が会場に陳列されると、瞬く間に華やかなぎをん齋藤の

世界へと移り変わっていくのです。

その光景をぜひ皆様にも味わって頂きたく、現在、万全の体制を模索し検討しながら

準備を粛々と進めておりますので、また改めてご案内申し上げます。

世の中は新型コロナ感染症の拡大でたいへんなことになっています。

昨年とは比べようがないほど感染は拡大し、もやは効果的な対策がないほど

手の付けられない状況になってきています。

そしてこの感染症はほんとうに怖いんだ!と今回の拡大で改めて感じた人も

多いのではないでしょうか。

この新型コロナ感染症がこんなにもながく、そしてさらに強く猛威を振るうと

誰が想像できたでしょうか。

もう限界です、今こそ日本国民が一丸となって、このウイルスに打ち勝つ!と

強い信念を持ち、行動していく時ではないでしょうか。

 

 

 

 

新型コロナ第5波

また新型コロナが首都圏を中心に感染拡大し、今や全国に広まっている。

今回の感染スピードと感染者の数は素人でもわかるくらい異常であり、

全国で2万人を超えてもなお感染者は増加している。

そして毎日この報道を見ると”デルタ株”はほんとうに恐ろしいと肌で感じる。

振り返れば先月はオリンピックがあり、日本人選手はもちろん世界のスポーツ選手から

久しぶりに大きな喜びと感動を与えてもらったが、一カ月もたたないうちにまた

爆発的な感染拡大によって異常事態に陥ったこの状況はいったいなんなのだろうか、

喜びと感動を味わった直後ということもあり、今は地獄としか表現しようがない。

政府の対策としてはお決まりの緊急事態宣言を各主要都市に発令したが、

もはやその効力はいかがなものか?、と日本全国誰しもが感じて認識している。

政府への批判もそろそろ疲れてきたが、最初のワクチン争奪戦から出遅れ、接種の取組も

躊躇していたことを考えると、世界の先進国がこぞって進めていたワクチン接種の効果

よりも伝家の宝刀である緊急事態宣言を過信し、人流を抑制して接触を減らすことだけを

優先した政府は国民と新型コロナ感染症というものを甘く考えていたのかもしれない。

そして今月、また新たな秘策もなく緊急事態を延長した。

なんの緊張感もないまま国民への締め付けだけは緩めずに続けるこの対策と状況は、

改めて地獄としかいいようがない。

もう誰に頼ることなく自分の命は自分で守っていくしかないという事態になり

つつある今だからこそ、一人一人の行動がこれからの安心安全につながると信じて

すべてにおいては自己責任という自覚を持つべき時ではないだろうか。

(第1回目の緊急事態宣言中の新橋)

 

 

 

 

 

 

 

 

物づくりとこだわり

ぎをん齋藤の物づくりにはこだわりがある。

生地に色を付ける単純な在庫の積み増し作業ではなく、

ありきたりの言い回しになるが、染物一つ一つ綿密に染め出しをおこなっている。

生地の選択から始まり、図案の構成、友禅による色彩構成や刺繍の配色など、

様々な工程を経て、”ぎをん齋藤らしい”染物、きものや帯を制作しご紹介している。

(雲井クリーム地桃山縫い草花文訪問着)

例えば、きものには必ず友禅や刺繍を施していくのだが、無数にある色数から

こだわりの一色を選び出すのは並大抵のことではなく、簡単に決めきれるものではない。

納得いくまで吟味し、やり直しながら彩色し装飾を施していく。

言い換えれば、砂漠の中から原石を見つけるようなもので、探せば探すほど

難しくなり迷いが出てくる。

そこで何を学ぶかというと、自身の眼と美的感覚を養うことである。

美術品や古裂など、時代と共に贅沢な美を追求してきた作品を数多く見て、

目に見える美しさだけでなく、中身を学び理解する。

そうやって”いいもの”を眼の肥やしとして蓄積していくことで、本物がわかってくる。

着物:すずかぜ白地しけ引き螺旋撚り糸縫い夏付下

帯:苧麻(からむし)茶地蕪に茄子胡瓜夏染帯

その本物がわかる眼で物を見ないと、ものに隠された美を見つけることは

できないと断言できる。

言うなれば、似たようなものは作れても本物にはかなわないということだろうか。

こだわりとは本物を理解したうえで成り立つものであり、

ごまかしの効かないとても繊細なエッセンスといえる。