ぎをん齋藤
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田中創造

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京都・祇園の老舗呉服店『ぎをん齋藤』で、営業・制作に携わっております。古典に学び現代に活きる、オリジナルきもの・帯の創作舞台裏をお届けします。

福田美術館

こんにちは!十日ゑびすも済み、だんだんと年始の雰囲気が薄れてきたかな…と感じますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

毎年この週末は成人の日が絡んで連休になっておりますが、ものづくりの現場としては稼働日が短くなるのは嬉しいばかりでもございません。。少ない日数で効率よく仕事を進めるために、気を引き締めなければならないタイミングです!

 

…とは申しましても休みは休み、一人で仕事はできませんので、せめて休みを有効活用すべく出かけて参りました。

昨年秋に嵐山にオープンした「福田美術館」さんに行って参りました!

開館記念展は、狩野派、琳派、四条派から近代の日本画まで、有名どころを大盤振る舞い!という感じで賑やかな内容となっておりました。館のホームページにも掲げておられる「たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を与えられるような」作品群というコンセプト通りの展示だったと思います。

私が特に印象深く感じたのは、探幽の「雲龍図」でした。水墨画が少なかったせいもあるかと思いますが、シンプルな絵描きの筆の力を感じました。

 

コレクション展は昨日まででしたが、月末からは上村松園などの「美人画」に着目した展覧会が開催されるようです。冬の嵐山はまだ人が少ないので、よろしければ足を伸ばされてはいかがでしょうか。

謹賀新年

みなさま、明けましておめでとうございます!

令和二年、本日より仕事始めであります。

旧年中は大変お世話になりました。良いお正月をお過ごしになりましたでしょうか。田中はまだ靄がかったような頭の中をリフレッシュすべく、朝から挨拶回りに出ております。

年末年始には国内外で耳目を騒がす出来事が起こり、何やら不穏な気配もただよう年明けとなってしまいましたが、今年の干支は大黒様の使いといわれる子年です。

下の写真のように穏やかな笑顔のあふれる一年になるよう、私も自分の領分で頑張って参ります。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!

 

 

京・ぎをん齋藤
田中 創造(たなか そうぞう)

gionsaito-tanaka@outlook.com

〒605-0088 京都市東山区新門前西之町200
TEL:090-8880-1894 (個人)075-561-1207(店)

 

応挙をみる

あっという間に10日前の出来事になってしまいましたが、先日は東京・銀座陳列会、たくさんのご来場をいただき、本当にありがとうございました。皆様お忙しい中お時間を割いてお越し下さいましたので、我々も誠心誠意おもてなしすべく努力致しましたが、気づかぬところで不行き届きがございましたやも知れません。お気づきの点はどうぞご遠慮なくご指摘くださいませ。

また、今回は残念ながらご都合がつかなかった皆様も、また近い内にお会いできれば幸いです。私も積極的に東京出張に参るように致しますので、その節はどうぞお声がけ下さい(^^)/

 

さて、年末師走、少し気を抜くと飛ぶように時間が流れ去っていくこの頃ですが、退社後の時間を利用して京都国立近代美術館に行って来ました!

あいにく会期は昨日まで、という事でラスト駆け込みだった訳ですが、先月の間に前期展示も見ておりましたので、二回目です。

私は自分では絵を描きませんが、こうして日本画の展覧会などを観に行くようになったきっかけは、以前に京都市立美術館(京セラ美術館)で「竹内栖鳳」展を見たことでした。さらに言えば、大学の東洋美術史の講義で栖鳳の作品を知ったことでした。

人物を描くにしろ草花を描くにしろ、西洋の「写真で撮ったような」リアルからは少し距離を置いているものの、子犬や子猫の可愛らしさや若い女性の輝くような美しさ、繊細さなど、それらを見た時の心の動きが生々しく甦って来るような、そういう意味ではとてもリアルに、対象を描くのが日本画の特徴だと思っています。対象そのものよりもむしろ、それらを目の前にした観察者の「心の動き」を描き出そうとするかのようです。

その辺りに何とも言えない温かみや親近感を覚えたのが、自分でも不思議な体験で、そこから琳派や水墨やなんかも観に行くようになりましたが、今回メインで取り上げられた円山応挙という画家は、やはりとんでもない奴だと感じました。そこから近代京都画壇の礎が形成されていったという構成にも説得力を持たせるほどの、圧倒的な力と存在感を放っていたように思います。

 

こうして勉強したことが仕事に生きれば良いなぁ…と思いながら、近くのカフェで夕食を食べました。

…しかし、アオリの「百花繚乱!」ってのはあまり適当じゃないような気がしましたね(笑)