ぎをん齋藤
ぎをん齋藤

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きもののページが婦人誌から消えた理由

その理由は何なのか?

女性が着物に対して興味を亡くしたとも思えないから、別冊にして着物愛好者を対象にした本を作る方が効率が良いと出版社が考えているように思える。

月刊紙に毎月モデルや女優に着物を着せて撮影するとなると費用がかさむ。

カメラマンとスタッフや着用する着物の提供会社、メーキャップ、美容師、着付けなど特別お金が掛かる。

雑誌不況と言われる時代に、そんな贅沢をしている余裕はないのも理解できる。

私が「ミセス」で連載していた時代は今から考えると夢のような時代であった。

私が選んだ女優さんとギャラの交渉して、有名カメラマンとカリスマ美容師さんで、わずか1カットのロケ撮影をする。夢のような時間が流れた。お陰でこの女優さんにはこのように着物を作ればよく似合うと勉強した。それに比べ現在の雑誌はあまりにも現実的すぎる。

雑誌は読者に夢を与える仕事ではないのか?

世知辛い浮世から読者へ、ひと時の夢を見せる仕事だと思うが経営者の視点からすると利潤第一との結論になるのも理解できる。

夢と現実とのバランスをいかに取るかは人間の永遠の命題である。