ぎをん齋藤
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ブログ

齋藤貞一郎
『ぎをん齋藤』の主人

齋藤貞一郎

ぎをん齋藤のきものや帯のお品物をご紹介する中で、
物づくりのこだわりを綴っております。
定番商品の御所解をはじめ、齋藤織物の袋帯をご紹介したり、
また、きものと帯のコーディネートを更新して参ります。

ダ ヴィンチの絵500億円に思う。

最近私にとってビッグニュースはレオナルド ダ ヴィンチのキリスト像がクリスティーズのオークションで500億円という途方もない価格で落札されたニュースである。

 

過去にゴッホやピカソの絵が高額で売買されたのも驚きであったが今回は桁が違う。

 

この背景には「ダ ヴィンチ」というビッグネームがあるのは確かだが、昨今の札余り状況が影響しているのは間違いない。

日、米、欧とリーマンショック以後、経済の立て直しのために大量の紙幣を印刷して市中に放出した。この結果地球上にはお札が溢れ、インフレを助長する政策をとったからである。

 

今回のような途方もない値段が出る反面、未だに生活必需品などは値下がりするデフレ兆候がある。お金が偏った場所に集まり、足りないと感じている人には相変わらずお金は回っていない。

 

昔から「金は天下の回り物」と言われるが回る道筋が決まっていて、その道に近いところにいる人は恩恵があるが、遠く離れたとこにいる人は回ってこないという笑い話のようなことが実際起こっているのである。

 

この不公平感の原因が資本主義のシステム上の限界なのかポスト資本主義への過渡期なのかは後世の人々が判断することである。