ぎをん齋藤
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二枚のシルク絨毯

 

私は二枚のシルク絨毯を自宅で使っている。一枚は義理があって買ったペルシャ絨毯を真似た中国製の花柄、もう一枚は最近手に入れたイランのタブリーズ製のレッキとした幾何学模様のペルシャ絨毯である。

肌触りは二枚とも大した差はないが色の発色が違う。明らかにタブリーズは色に深みがあり、模様の細工が細かく、工房のサインが織り出されている。一方の中国製はやはりどこまでいってもコピー商品だと感じさせる寂しさがある。本物とニセモノは比べた時にはっきり差が出るものだ。

こういう経験をした事で眼が一段ステップアップしたのだから、コピーを買ったお金は成長のための授業料だと解釈している。一番悔しいのは良いものだと思って大事にしていたのが、別のものと比べてみて自分のものに幻滅したときのショック。一番嬉しいのは思わぬ安く本物を手に入れた時。

世の中には様々な物で満ち溢れている、どんなものを身の回りに置くことができるか、その人の審美眼と財力次第ということか。