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国宝展を観る

現在、京都国立博物館で開催されている「国宝展」を観る。

 

 

お目当ては7世紀「天寿国縫帳」である。生地に「蓮」が使われているので一度、本歌を拝見したいと開門と同時に入館すべく早朝から出かけたが、あにはからんや、既に2〜300人の行列ができている。

 

入り口付近は混雑して列品に近づくのは容易ではなかったが、染織のブースは人気がないとみえて閑散としている。

 

早速お目当の「天寿国縫帳」を観る。実物は予想以上に傷みが酷く、色が残っている部分は鎌倉時代の補作と知ってガッカリ。

 

しかしそれ以外に大きな収穫があった、法隆寺所蔵の「四騎獅子狩文錦」である。

 

 

染織品にあって国宝中第一級品、6世紀「日出づる処の天子、書を日没する 処の天子に致す、恙なきや」と聖徳太子が大見得を切って派遣した遣隋使が時の皇帝 「煬帝」から下賜されたものと言われている。

 

 

一説には聖徳太子の軍旗とも言われ、法隆寺再興の前には夢殿に安置されていた「救世観音」にもたれかかるように巻かれて立て掛けられていたという。

 

 

6世紀にあれ程精密な錦織を完成させた漢民族の技術は目を見張るものがあるが、今の中国人と同じ民族とは思えない。

 

 

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