ぎをん齋藤
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承天閣美術館に行く

この美術館は京都御所の北隣にある「相国寺」の所有する美術館で、

私も自宅から徒歩でも行ける距離なので時たま勉強のために訪れる。

現在「仏教美術」というテーマで開かれていた展覧会は

禅宗に因んだ水墨画や頂相(ちんぞう)(高僧の人物画)をはじめ経典、仏具が展示されている。

相国寺は昔からお金持ちで有名である。

あの「金閣寺」「銀閣寺」を所有するだけではなく、同志社大学の敷地も殆どが相国寺の所有地である。

京都人は「相国寺さんは金持ちや、なにせ金、銀、銅を持ってるからな」と揶揄する。

銅は同志社大学を指している。

そんな都雀の陰口はともかく、展覧会の列品は素晴らしいものであった。

特に現在人気の「伊藤若冲」は相国寺がパトロンであったお陰で襖絵や屏風など大作の名品が多い。

「芭蕉」を描いた襖絵は迫力満点の傑作と見た。

それに比べ「長谷川等伯」がイマイチだった。あの国宝「松林図」を描いた等伯にしては筆に迫力がない。

なにせ金持ちの相国寺だから東西の有名画家を招いて描かせたに違いなく「谷町」風な匂いがする。