ぎをん齋藤
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武原展30周年

3月の六本木「武原展」は30周年を迎える。

以前にも書き記したとおり舞踊家 故「武原はん」さんとのご縁で始めたこの展示会は、つい昨日のことのように感じるが、もう30年という月日が流れてしまった。

あの当時も六本木は歓楽街には違いなかったがド派手なネオンもないノンビリ感のある大人の街であった。

学生時代、下宿が六本木にあったので、あの界隈は我家の庭のように良く知った場所で近所にあったレストランでアルバイトをした経験もある。

今は外国人が多く、夜の六本木は日本ではないかのように変わってしまった。

さて今回の30周年記念展示会は日本文化の源流に立ち返り「源氏物語」をテーマにした「御所解」と古裂の「切り付け」作品を作ってみようと思っている。

「ものの哀れ」、「諸行無常」を書き綴った平安貴族の生活と母系社会を描いた長編ロマン小説は1000年前の風俗を知るためにも大切な史料である。

「御所解」が流行し始めた江戸時代後期に文芸ルネッサンスが起こり、源氏物語や枕草子など古典文学をテーマにした着物が流行したことが御所解様式を生み出すことになったと考えている。

丁度その頃に我が家の始祖も「日野屋齋藤店」として旗揚げをしたと考えられる。