ぎをん齋藤
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虫の音

虫の音が大きくなると秋の展示会が近いと感じさせられる。

今年の会は9月29日から10月5日までの1週間を予定しているのでこの時期は物作りと店の修繕で気忙しい。

展示会は東京でもそうだが以前と比べると確実に来場者が多くなった。京都での会は数年前から3日間であったのを1週間に拡大したのも、お客様が重なって狭い会場に人と商品が入り乱れることを避けるためである。

京都で年に二度、全商品を飾るのだから一人でも多くの人に見てもらいたいという願いと、普段「敷居が高い」と言われる店構えを気にせずに気軽に京町家をお見せするいい機会なればと考えている。

店舗は築120年程の典型的京町家で、最近さすがにあっちこっちの傷みが目につくようになった。毎年展示会を機会に修繕するのが町家保善の意味でも意義があり、特に町内は歴史的保存地区に指定されているので、修繕するのも京都市に届出する仕組みになっている。

店は現在仕事場としてのみ使用しているが、昭和初期には住み込みの従業員が3名と家族4名が生活していたと父から聞かされたときは驚いたことを思い出す。

さて今年の展示会テーマ商品は私が力を入れている「摺箔帯」と「ぼかし染め」である。どちらも腕利きの職人達の技を「ぎをん齋藤」のテイストでご覧に入れる。