ぎをん齋藤
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七曜星

「土星を初めとして現在よく知られている順番(土星・太陽・月・火星・水星・木星・金星)で一日ずつを守護するとされ、

七曜の内のある天体が守護する日をその天体の曜日と呼んだ」七曜(しちよう)は、古代中国の天文学で、五惑星(木・火・土・金・水)と太陽(日)と月を併せたものである。

と言う説明をネットで得たのだが、七曜とは私にとって宇宙を含めたこの世の全てを意味する大きな言葉だと考えている。

このテーマを「摺箔屏風」のモチーフと決めたのは私の仕事人生の集大成に相応しいテーマにしたいとの強い願いが込められている。

日、月は言葉通り太陽と月をモチーフに二曲一双の屏風に仕立てたが「火」は未だ構想がまとまらなず、先に「水」は波の屏風として「小田原文化財団」に嫁いでしまった。

「木」木星ではなく日本の伝統的な「老松」を現在制作中である。

「金」は金龍を目指しているが、これも表現が難しそうである。

そして最後は「西方浄土」として極楽行きをめざしている。果たして「土曜」まで生きられるか分からないが、最後の大仕事として不足はない。