ぎをん齋藤
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古裂蒐集の愉しみ

色々な蒐集癖があるが「古裂」の蒐集者は多くはない。

しかし古裂のファンは意外と多い。

蒐集家が一番多いのはやはり焼き物と書画だろうか、、

調べたことはないが、何処の古道具屋さんを覗いても焼き物と掛け軸を見かける。

書画、骨董の蒐集家の90%は男性だと思う。

一方古裂の愛好家は90%はやはり女性だが、お金を出して買う人は少ないらしく、

特に値段の高いものは「見てるだけ♩」で楽しいらしい。

私も茶道を辞めてから茶道具を買い求めることはなくなったが「光悦」の茶碗などを見ていると欲しいな!と思うくらいだから古美術品が好きなのである。

私の経験から蒐集のポイントは自分の専門分野以外のものは手を出さない事だと思う。

「藤田嗣治」のスケッチや「西郷隆盛」の書などはあちこちで見かけるが、まず偽物であろう。

第二次大戦直後は「弘法さんの朝市」に行くと「宗達」の巻物が売りに出ていたのを安く手に入れた人物を知っているが、そんな事は宝くじの一等当選するが如くで滅多にあることではない。

もしコレクションとして完成させるなら系統立て集中的に蒐集していかなくてはならない。

まあ宝くじと同じで「夢」は手に入る。