english
    
2017年/06/29

現在、ぎをん齋藤では若い有能な人材を探しているが、私の目に適う人がいない。

難しいことを要求しているわけではないが、京都で日本文化に携わる仕事がしたい、というこだわりと熱意があれば予備知識は必要ない。

織物工房でも同時に人を探しているが西陣にも人がいない。確かに華やかな仕事でもなければ高給を手にする仕事でもないが、ただ定年がなく生涯仕事として物作りを続けられることが、唯一の取り柄かもしれない。

08.jpg

先日もある職人と面談したが、物の見方が近視眼的で業界の全体を見通す力に欠けていると感じた。物作りを続けるには職人と全体を俯瞰できるプロデューサーが必要である。職人だけでは、まるで目を瞑って鉄砲を撃つようなもので的には当たらない。

闇雲に撃っても、そのうち弾が切れてお終いとなる。的に正対できるよう指導する人間が必要なのだ。職人が自画自賛で突き進んで、まぐれで的に当たっても長続きはしない。

継続がなければ文化の継承は実現しない。昨今の人手不足は歪な様相に見える。特に京都では観光客の急増から観光関連産業に就く若い人を見かけるが、目先に囚われず、じっくりものを見る眼を私は持って欲しい。



※ご質問・お問い合わせはコチラをクリック

For questions or inquires, please click here.

.

..

...