ウィーンフィルと着物
皆さま、新年明けましておめでとうございます!
「2019年、初ブログだ!」と意気込んでHPを開いてみますと、同じようなお正月飾りのサムネイル画像がずらりと並んでいる状況に思わず笑ってしまいました。
今年も(今年こそ?)マメに更新できるように頑張って参りますので、引き続きご愛読のほど宜しくお願い申し上げます。
さて、年末年始はいかがお過ごしになりましたでしょうか?
田中は例年通り、年末のお節づくり、紅白歌合戦、新年の初詣と義祖父母のお宅へのご挨拶回り…と、絵に描いたようなお正月を過ごしておりました。
家にいる間は録画したテレビ番組を観たり、のんびりとしておりましたが、その中にウィーンフィルのニューイヤーコンサートもございました。
急に何を言い出すんだ、と思われるかも知れませんが、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは忘れていない限りは観るようにしてまして、数年前にはライナー=キュッヒル氏(当時はまだコンマスでいらっしゃったと思います)の率いる「ウィーン・リング・アンサンブル」の来日公演に行ったこともあるのです(^^)/
さて、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートと言えば、ご存知の方は楽友協会「黄金の」大ホールでの華々しい演奏風景が御馴染みかと思います。(私も楽友協会の建物の前までは行ったことがあるんですが…!!)
例年のことだろうと思うのですが、聴衆の方々は当然ながら最上級の盛装で着飾っていらっしゃいます。そんな客席の様子が映し出されたときに、日本人の女性が着物で来場されている姿が目に留まりました。それも一人や二人ではなく、かなりの確率で日本の方は着物でいらっしゃったように思います。
やはり日本人には着物が似合う、そう感じました。衣服としての形もさることながら、色も柄も西洋風の衣装とは全く異なる価値観の上に育まれた「キモノ」という記号が、西洋風の価値観の権化たるニューイヤーコンサートの場においてひときわ光彩を放った…ように田中の目には映りました。
なんだか新年早々堅苦しい話になってしまったのは、きっとBSの正月番組で堅苦しい内容ばかり見ていた影響です(笑)
日本国内にも民族・文化の多様化が押し迫るいま、だからこそ日本人の伝統衣装である「着物」の良さをもっと理解し、広げていく一年にしたいと思います!
本年も「ぎをん齋藤」を、どうぞよろしくお願い申し上げます。