ぎをん齋藤
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「国宝の殿堂」展をみる

この週末も関西圏はいいお天気に恵まれ、先週に引き続きお花見のお出かけを楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。弊店の近くの桜も季節を進ませまいとするかの如く、元気に咲き続けております。こんなことも珍しいです。

さて、わたくし田中もお休みを利用してお出かけに行って参りました!

この写真だけである程度察しがつくのは関西圏の人間だけでしょうか(笑)

そうです、奈良国立博物館にて開催中の「国宝の殿堂」展、藤田コレクションの展示を見に行って参りました!

世界に3点しか完品が現存しないと言われる「曜変天目茶碗」を目玉に、国宝や重文を多数含む藤田コレクションの名品の数々を拝見して来ました。

なら博といえば正倉院展の賑わいが印象深いので、今回もさぞかし多くの方が長蛇の列をなして並んでらっしゃるのだろう…と、30~40分は並ぶつもりで朝の10時頃に到着したのですが。

…猫の子一匹、館外には並んでおりませんでした(^^;)

 

予想外の状況に多少面食らったのもつかの間、気を取り直して「これはゆっくり見られそうだ」と意気揚々展示スペースに進んでみますと、やはりそこまで甘くありませんでした。

展示スペースには大勢のお客様が鑑賞されており、(なら博に行かれたことのある方ならお馴染みの光景かと思いますが)壁に沿って長い列が形成されており、反時計回りに少しずつ前進しながら展示品を眺めていく、という安定の構図が出来上がっておりました。中央に配された曜変天目のブースには特別に二重の列ができており、場内係の方から「後ろからなら並ばずに見られますよ~」というお声がけもあったのですが、せっかくここまで来たからには至近距離で見たい!ということで田中も列に並んで、大きな期待をさらに膨らませて順番を待ちました。

 

で、実際どうだったのか、というと、とても興味深く拝見したのですが、私の拙い文章力でその全容を伝えることは到底できませんので、ご興味のある方はぜひ現地にて実物をご覧ください(^^)/

 

他にもたくさんの絵巻物、仏像、仏教絵画など貴重な品がずらりと並び、職業柄なじみの深い能装束や、尾形光琳・乾山の兄弟合作の絵皿などの前では特にじっくりと鑑賞して来ました。

国宝の「源氏物語絵巻」が会期後半での展示になるらしく見られなかったのが唯一の心残りでしたが、気持ちのいい陽気に充実したお出かけの時間を過ごすことができました。この余勢を駆ってMIHO MUSEUMにも行こうかと目論んでいる今日この頃です(笑)

 

次回はちゃんと(?)仕事の話をアップしようと思います(‘ω’;;) 来月末に迫った銀座・薄物の陳列会について、お知らせしますよ~!