ぎをん齋藤
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LINE CUBE SHIBUYA

こんにちは。田中は急遽、東京に来ております。

昨日から東京入りしておりますが、新幹線を降りてすぐに感じたのが「京都より寒い…」。

少し暖かめの格好で来て良かった、と思いました。皆様くれぐれも風邪などにはお気をつけくださいね。

 

さて、今回はお商売ではなく、特殊な用事があって参りましたが、スキマ時間にお客様への納品やら、お誂えのご相談やら、させていただいております。

東京のランチと言えば、私はお蕎麦を食べたくなります。今は飲食店も全国各地から、もっと言えば世界中からやって来る人々が経営されていますから、地域色というのはその分薄まっているのかも知れませんが、京都ではおうどん、東京ではお蕎麦、というのが頭のどこかにある気がします。

さて、それはともかく、この度の上京の目的地は、一見呉服とは関係のなさそうな場所にございます。

若者の街、渋谷にリニューアルオープンした「LINE CUBE SHIBUYA」(渋谷公会堂)です。

こちらで本日の夜に上演される、三味線の人間国宝・鶴澤清治さんの公演に、主人の作った「摺箔金銀波濤図 屏風」が使われるということで、ご挨拶と後学のために伺ったのです。

この何とも光栄な機会が実現するに当たっては、本公演の構成・演出・美術を一手に担っていらっしゃる現代アート作家「杉本博司」さんの存在があまりに大きいという事は、店主のブログをご覧の皆さまには既にご承知のことかと思いますので割愛させていただきますが、本当に有難いご縁です。

狭い店の中では巨大に感じた屏風も、広い舞台(いわゆるオケピ部分まで広げているので余計に広いです)の上では構成要素の一つとしてすっぽりと収まり、その前で演奏される三味線、太夫さんと、また演目の内容(大蛇退治の段)と見事に調和していると思います。

 

今回は皆さまに宣伝する余裕がありませんでしたが、実は来年の4月に京都で再び杉本博司・齋藤貞一郎のコラボレーションが実現する予定になっております!特に京都・関西圏のお客様には是非お越しいただきたく、詳細は決まり次第お知らせして参りますので、乞うご期待!です。

という訳で今日は主人・女将も京都から渋谷に駆け付けることになっております。私も今から楽しみです。