ぎをん齋藤
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旧正月

このところ田中は毎朝6時前後に起床し、洗濯物を干して、食パンを食べて、今日などはゴミ出しをして、出社するのがルーチンですが、ベランダに出ると日の出が早まっているのを日々感じます。少し前までは真っ暗でしたが…。

一昨日あたりから紅梅が次々と花開き、春の訪れを告げています(写真は昨日の午後のものです)。

本日は、旧暦の元日にあたります。中国では春節の大規模な人の動きが有名ですが、日本ではすっかり旧暦は馴染みの薄いものになってしまいましたね。

先般無事終了した大河ドラマ「麒麟が来る」に関するWEB記事の中で、本能寺の変が起きたのは新月に近い闇夜で奇襲にはもってこいだった、という内容を目にしましたが、旧暦では月の動きをもとに暦が作られるので、毎月一日・晦日は必ず新月となり、月の半ばには必ず「十五夜の満月」が出る(曇りや雨の日はともかく…)のだ、との事です。

そんな訳で、歴史上の出来事も「〇〇月××日」の「××日」の日付(と天気)が分かれば、その夜「月が出ていたか?」どうかが分かるのだ、と。

なるほど、言われてみればその通りで、日本語の言葉自体にも旧暦の季節感を土台にしたものがたくさん残っているのですね。

現代に生きる我々には、言葉と感覚がリンクしない表現となってしまっていますが、季節の移ろいを日々感じ取り、美しい言葉で表す感性は、少しでも受け継いでいきたいものです。