ぎをん齋藤
ぎをん齋藤

ブログ

田中創造

田中創造

  • 月を選択

京都・祇園の老舗呉服店『ぎをん齋藤』で、営業・制作に携わっております。古典に学び現代に活きる、オリジナルきもの・帯の創作舞台裏をお届けします。


~お問合せ~
ぎをん齋藤 田中 創造(たなか そうぞう)
☎ 075-561-1207 または 090-8880-1894(直通)
✉ gionsaito-tanaka@outlook.com

巣ごもり勉強

久しぶりの投稿となりました。皆様お変わりございませんでしょうか。

田中は、中心となって取り組んでいた大仕事がひと段落し、ようやく肩の力が抜けたように思います。振り返ってみれば昨年の暮れ、今年の頭くらいから半年以上もその事が脳みその中心にドッカと座を構えており、その間たえず納期を睨みつけながら、次々と湧いて出てくる問題をクリアする為に、足りない知恵を一滴でも絞り出そうと「必死のパッチ」で過ごしておりました。

納期が迫るほどに余裕が無くなり、色々な方にご迷惑をおかけしたりご不快な思いをさせてしまったように思います。一生懸命仕事に取り組んだ結果ではありますが、自分の器の小ささを再認識した日々でもありました(^^;;)

さて、そんな重大事が一つ片付いたところで世間を見渡してみれば、新型コロナとの闘いが新たなフェイズに入ったようです。弊店スタッフは幸いにして二回のワクチン接種を終えましたが、引き続き感染拡大防止策に取り組みつつ、業務に勤しんでおります。皆様もくれぐれもお気をつけ下さい。

こんな時こそ新たな知識の獲得や、古い知識のアップデートにもってこい!という訳で、田中は仕立ての教科書を広げて勉強しております!

名古屋帯の「二部式」の仕立てについて、確認しておりました。一口で「二部式」と言っても、色んな仕立て方があるのです…。

教科書には文字通りすべての基本が、原理原則が書かれているのですが、細かな寸法や仕立て方は、それこそ一人ひとりの好みや考え方によって千差万別です。

だからこそ、様々なご要望に的確にお応えするためには、基本が完全に頭に入っていなければなりません。スポーツでも芸術でも何でもそうだと思いますが、応用をきかせようと思ったら基礎がしっかりしていることが大前提です!

そんな訳で、お客様に最高のお着物体験をしていただく為に、今日も田中は必死のパッチです!笑