ぎをん齋藤
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Good Times Bad Times

おはようございます!ただいま、東に向かう列車に揺られ、車中よりお届けしております。

本日〜30日までの東京出張、明日29日の午後でしたら空きの時間帯もございます。また30日は午前中にはチェックアウトの予定ですが、いくつかお品を持って御宅へ伺う動きならお昼以降でも取れる可能性があります。

「今日これからでも、大丈夫??」のお問い合わせも歓迎ですので、急に予定が空いたよ!という方は、お気軽にご連絡ください♪ 師走の銀座展も先に控えておりますので、今回は見るだけ…のお問い合わせも歓迎です(^_^)b

出張など長距離の移動時に欠かせないのが、缶コーヒーとBOSEのワイヤレスイヤホン、田中の旅の友です。

昨夜から頭の中に流れて来た、LED ZEPPELIN「Good Times Bad Times」から、今回の旅が始まりました!

良い時も悪い時も、俺は俺のやるべき事をやるだけ…という心の強さを私も身につけたいと思います。(この曲自体はそういう教訓的な内容では全くなく、等身大の日常の憂いを歌ったブルースだと思いますが笑)

※「田中ブログあるある」で、お着物と全く関係ない話が続きますので、興味の無い方は読み飛ばして下さい(^^;;

あらゆるハードロック、ヘヴィメタルの祖となった(と思っています)伝説的なバンドのデビューアルバムの一曲目に入っている曲です。

発表されたのは1969年だったと思いますが、半世紀以上経ったいま聴いて感じるのは「何て静かな音楽なんだろう」ということです。ボーカルは絶叫系だし、ギターに耳を切り裂かれ、ドラムとベースに頭を破壊されそうな力強い演奏ではありますが、同時に無音の時間・空間が多く、それぞれの音の広がりや余韻を楽しむための「余白」が贅沢に描かれています。

シャカシャカしたJ-POPを聴いていると、歌も、ドラムやベースも、あらゆる音作りが耳触りよく柔らかくバランスを整えられているのですが、同時に聴覚野を隙間なく音で埋め尽くされるような息苦しさを感じる事も多くあります。

BGMとして「聴き流す」には丁度よいのかも知れませんし、空白の時間があれば、何か装飾を加えたいと思うのかも知れません。が、あまりに忙しなくガチャガチャと落ち着かない気分にされるように感じます。

それは演奏の相互作用で生まれるグルーブによって感情の昂揚がもたらされるのとは、全く別種のものです。

絵画や、着物の柄付けにも同じことを感じます。所狭しと柄で全面が埋められた着物には、息抜きがありません。地色を楽しむ余地も無ければ、描かれた柄同士が肩をぶつけ合い、満員電車の混雑のようです。

ぎをん齋藤の着物は「余白」を大切にした柄付けを心がけています。価値観や感性は十人十色で様々ですが、私もその点では店の価値観に共感して、あるいは感化されて、世の中を見るようになって来たのかも知れません。

…何だか無理矢理お仕事の話につなげてしまいましたが、そんなことを考えながら新幹線に揺られております笑

さて、久しぶりの東京!楽しみです!