ぎをん齋藤
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舞の会とNEO美人画展

週末、東京・国立劇場にて「舞の会」を拝見して来ました。

いつもご贔屓いただいてお世話になっている、五世井上八千代様と安寿子様の舞台を拝見するのが主たる目的でしたが、他流派のお家元クラスの方々の舞を同時に見られたのは、一粒で何度も美味しい素敵な機会でした。

安寿子様の「邯鄲」、八千代様の「珠取海女」、いずれも心が洗われるような研ぎ澄まされた舞でしたが、他流の方々と見比べると、井上流は能楽との関わりも深いお家柄もあってから、全体にキレのある動きが多いですね。

田中は今のところ能楽の方が馴染みあるせいか、とても見やすいというかすんなり入って来るというか、そんな気が致します。

先月の文楽劇場の舞台と立て続けに舞の会を拝見したので、田中の中の舞踊熱が俄かに高まって来ました!これから少しずつ舞踊の世界も勉強していきたいと思います。時間とお金が足りません…(´;ω;`)

 

さて、同日のお昼には、表参道の複合文化施設にて、現代アート作家「東村アキコ」様の「NEO美人画」展にも行って参りました。

皆さんご存知の通り、東村アキコ先生と言えば今をときめく人気漫画家として広く知られていますが、あえて「現代アート作家」とご紹介させていただいたのは、今回の個展で展示された作品をすべて「NFTアート」としてデジタル世界の作品として販売もされているからです。

現代アートとか古美術の市場シーンにお詳しい方ならご存知だと思うのですが、「NFTアート」とは、仮想通貨にも使われているブロックチェーンの技術を応用したデジタルアートのことで、普通の画像データなどと違って、複製や改変が不可能な事が大きな特徴です(というより、複製・改変されてもきちんと元のオリジナルデータに「これがオリジナルですよ」というラベルが貼られており、コピーとの識別が可能である、という方が正確なのかも)。

弊店も日本の古美術界のメッカ的な地域に立地しておりますが、これまでアート界隈の市場は非常に閉鎖的で間口や流通の経路も限られており、特別なコネクションを持たなくては質の高い取引は出来ないことも珍しくありませんでした。

ところが「NFTアート」の場合は、物がデジタルデータなので取り扱いや持ち運びの心配もありませんし、出品されているマーケットプレイスにアクセスさえすれば、世界中どこの誰でも売買が可能です。また、最近は凋落気味の仮想通貨に代わる投資対象としても注目されており、個人の自撮り画像が何億円という価格で落札された、というニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか。

田中は専門家ではありませんので詳しくないですが、一般的な「漫画家」さんと呼ばれる方々でNFTアートに取り組んでおられる方も少ないのではないでしょうか。東村先生と言えば、紙面とデジタルの両方で連載を展開したり、日韓で同時並行して作品発表を行うなど、他にはない斬新で挑戦的な取り組みでも有名ですが、また新たな領域を開拓されたな…と感嘆いたしました。

個展自体は27日までで終了となりましたが、作品の方はネット検索で簡単に見つかりますので、ご興味のある方は是非ご覧になって下さい。「ぎをん齋藤」ファンなら「お、これは?」と思われるような着物や帯を纏った女性も出て来ますので、とっても面白いと思います。

新しい画材になり得るような素敵なお着物・帯を、今後もご提案して参ります~♪