ぎをん齋藤
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田中創造

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京都・祇園の老舗呉服店『ぎをん齋藤』で、営業・制作に携わっております。古典に学び現代に活きる、オリジナルきもの・帯の創作舞台裏をお届けします。
~お問合せ~
ぎをん齋藤 田中 創造(たなか そうぞう)
☎ 075-561-1207 または 090-8880-1894(直通)
✉ gionsaito-tanaka@outlook.com

彩り

本日は3年ぶりの祇園祭・前祭、山鉾巡行でございましたね。TVでご覧になった方も、実際に京都までお越しになった方も、お天気に恵まれたことが何よりの幸いでした。午後にはザっと一雨ありましたので、関係各位の熱意が天に届いたものと確信しております。。本当におめでとうございました!

…と言いつつ、鴨川より東の我らが祇園町・新門前界隈はまだまだ静かなもので、落ち着いた雰囲気の中で粛々と特別展を催行しております(笑)

こちらも大変に有難いことに、日々新たなご予約が更新され、スケジュール表の枠がとりどりの色で埋められて(担当者ごとに色分けをして管理しているので…)参りました。店としても活気のある7月を過ごせている気が致します。まだ折り返しでもございませんが、皆様に御礼申し上げます。

さて、私田中は、お客様がいらっしゃれば勿論接客を行っておりますが、スキマの時間が出来れば、お仕立ての手配や新しい商品の染め出し、またお誂えを進めるために自ら筆(※色鉛筆)を取ることもございます!

色鉛筆で出せる色は限られておりますが、意外と混色が効いたり、優しい色が出るので雰囲気をつかむには良いツールだと感じています。もちろん厳密な色合わせが要求される段階では、最新の画像編集ソフトを駆使したり、刺繍の場合は実際の糸を探しに行ったり、様々な引き出しがあるのですが、田中は色鉛筆が好きなんでしょうね。

白黒だった絵にサラサラと筆(※色鉛筆)を走らせている内に、いつの間にか美しい彩りが加えられていく過程が、感覚的に好きなんだろうと思います。

今後もお客様との信頼関係に基づきつつ、色鉛筆を使っていきたいと思います♪

日進月歩?

ぎをん齋藤「夏の特別展」好評開催中でございます。

店先の檜扇も綺麗なお花を開かせてくれました。日に日に装いも新たに、進化する展示会です(笑)

今日はいよいよ祇園祭も宵山、明日は待ちに待った「前祭」巡行ですね!お天気に恵まれますように…

ついでのご来場も大歓迎です!ご連絡お待ちしておりますよ~♪

桃山の美

本日は生憎の雨模様…と思っていたのですが、今のところ蝉も忙しく鳴き、雨は降っていない様子です。

ただいま開催中の「夏の特別展」、天気予報では雨予報が続きながら、お客様がいらっしゃるタイミングで土砂降り…という事はなく、今のところはお天道様のご機嫌も損ねずに来ております(^^)

昨日のブログでも御礼を申し上げたところですが、こちらも好評開催中の細見美術館「美しき色、いにしへの裂」展へお越しいただいたお客様から、軒並みお褒めのお言葉をいただくのが、先代が晩年取り組んだ「摺箔」の作品群です。

展覧会前期には、こちらの「老松」屏風がお目見えしております。(後期は展示替えがございますので、気になる方は8月にもご訪問下さい♪)

写真で見るのと実物に相対するのは全く印象が異なります。作品のスケール感や迫力も違えば、摺箔の真骨頂とも言うべき繊細な手描きの顔料仕上げは、ぜひとも間近で舐めるように(!)ご覧いただきたいところです。

そんな「摺箔」については、先代の遺したブログ記事(「先代の教え」)にも詳しく書かれておりますが、現在は「織豊時代」と呼ばれることの多い、室町末期~江戸初期を結ぶ「安土桃山時代」(単に「桃山時代」とも)の染織遺品から着想を得ております。

この時代の染織品のパワーワードとして「唐織」(…は桃山に限りませんが)、「縫い箔」、「辻が花」というものが有名だと思いますが、それらと共通する美意識の下に作られた豪奢、大胆、かつ繊細な独特の味わいあるものです。

「ぎをん齋藤」では先代の作り遺した品はもとより、そのバトンをしっかりと受け取り、新たな「摺箔」の可能性に挑戦している、当代店主の作によるものも同時にご覧いただくことができます。

こちらは帯で、全貌を明かす訳にはいきませんが(笑)、摺箔と絞りを併用した、桃山らしい雰囲気溢れる逸品です。

ぜひ細見美術館の展覧会と一緒に、特別展へもお立ち寄り下さい。
感染症対策のためご予約をお取りし、人数調整を行ってはおりますが、空いている時間帯もまだまだございます。
突然のご連絡、お待ちしております♪