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ぎをん齋藤スタッフによる、染めに関わるウンチク+京都な日々をお届けします。敷居の高い印象を持たれがちな弊店を、少しでも身近に感じて頂ければ幸いです。

5月着物と帯の補足と蛇足

5月の着物と帯は、桃山時代を手掛かりとしてコーディネート致しましたが、

同ページの解説に載せた「新古今集和歌巻(シンコキンシュウワカカン)」とは下画像のようなものです。

 

この和歌巻は絵師の俵屋宗達が、蝶・竹・蔦・藤・松等々etcの下絵を版木で描き、その上から書家の本阿弥光悦が「新古今集」の和歌を書き連ねたもの。

今でこそコラボレーションは珍しくありませんが、この和歌巻はいわば400年前のコラボ作品ということになる訳です。

どうなんでしょ、これコラボの先駆け?なんですかね(^.^)?

宗達「私ちょっと版画で下絵描きますんで、なにかいい調子の詩でも一筆、光悦さん上に書いてもらえません?」

光悦「え、面白そうじゃないですか。やりましょうやりましょう!」

なんて居酒屋トークがもしかしたら…(´艸`*)笑笑。