ぎをん齋藤
ぎをん齋藤

ブログ

齊藤康二

齊藤康二

  • 月を選択

京都東山の祇園一角に店を構えて170年余り、
呉服の専門店として自社で制作した独自の
染物・織物をこの弊店で販売しています。
ぎをん齋藤の日常からこだわりの”もの作り”まで、
弊社の魅力を余すことなくお伝えしていきます。
皆様からのお問い合わせ、ご質問などお待ちしております。

◆お問い合わせ
ぎをん齋藤 齊藤康二
TEL:075-561-1207
(Mail) gion.saitokoji0517@gmail.com

着物と寸法の関係

今回は着物の寸法についてのお話しです。

皆さんは”着物の寸法”について、違和感なくしっくり感じておられますか?

何となく着ているが、この寸法がはたして自分に合っているかわからない、、、

という方も多いのではないでしょうか。

まず着物というものは洋服と違い、ミリ単位で計測し身体にフィットするような

着方、着付けはしないので洋服のような感覚では仕立てしません。

しかしだからといってざっくり、大雑把な寸法で仕立てると残念ながら

着た時の違和感や袖から脇、胸周りなどのだぶつきやシワ、

動きにくさなどなど、たくさんの問題点が出てきます。

そうなるとご自身ではなかなか解決することができません。

(着方、着付けによって解決しようと試みますが、、、)

さて、どこをどう調整していいやら、考えれば考えるほど迷ってしまいますね。

しかし一つの解決策として、例えば着物の寸法や着心地は単純に”着物単体”

調整するのではなく、襦袢(寸法)との兼ね合いによっても

まるっきり変わってくるのです!

特に衿、胸周りは下に着る襦袢の衿の付け具合、高さや硬さ、くりの寸法など

上に羽織る着物の形を決める大事な要素となります。

ぜひ一度、弊店の女将にご相談ください。

長年の経験と知識、感によってきっとすてきな”貴女の寸法”が見つかるはずです。

※展示会などの催しの際、お声がけください。