齋藤織物から秋に向けた新作袋帯の発表
北宋時代(約950年)の文様、この唐草は三つの牡丹で構成され現物は梅瓶。
流雲文のような印象を受けるが写実的な要素は簡素化し、平面的な
デザイン性を重視したかのような表現となっている。
因みに北宋の文様は緻密さと正確な描写が主とされてきたが、
この作品のように後には奔放で優雅な形式へとその姿は変わっていくのである。
北宋牡丹唐草文袋帯




経糸は薄いベージュ、文様部分は「ケンボウスラブ糸」、地紋には「ビス糸と金糸」、その他
この柄行を再現するため様々な工夫を凝らして織っている。
この秋、京都の陳列会でお披露目することとなる逸品。