女将の思い出 / 

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筆 : 女将

新年、三が日が過ぎて、いよいよ5日から仕事始めとなります。この正月もスキー場で年齢相応の体力と気力をもって、猛吹雪中、充分に楽しめた幸せに、改めて感謝してます。

毎年の事ですが、私は、年頭に自身の年齢を考えて、やり残した事柄を消去法で、優先順位をつけ、手帳にメモ書きして、一年がはじまります。こんな人生をもう50年続けてくると、膨大な記憶の中に、忘れられない苦しさ、辛さも有るけれど、それ以上の楽しさ、喜びもあるもので、それらが其々、人生の一コマづつの画像となり、記憶の連鎖となります。

その連鎖の中に、23年ほど前、イタリアの修復学校で勉強中の次男とスイスで合流し、主人と3人でスキーを楽しんだ人生の一コマが有ります。

スイスの山並みのスケールの大きさは、日本では決して味わえない醍醐味で、若さの宝物が有ればこそでした。

 

人生の一コマでした。

筆 : 女将