先代の教え / 

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筆 : ぎをん 齋藤

日本経済新聞を毎日読んでいると現在の日本経済は業種別に大きな業績の差が明確になっている。

航空会社を代表とする観光関連会社は驚くような赤字決算、かとおもえばオンライン ワークを展開するIT関連の会社は過去最高利益を上げる。

日本でこんな状態だから欧米でも同じような結果になっていると思われる。

「ぎをん齋藤」でも確実に売り上げは落ちているが社員はみんな工夫してオンラインで販売出来るよう画像の精度高めるために

照明装置を新しくして魅力的な着物と帯を撮影している。

この対応を工夫することが重要なのだ。

私のような歳になると出来のいいものは黙っていても売れると落ち着き払っているが、それは自慢にはならない。

若い人は柔軟に事に対応するのが頭と身体のトレーニングになり、次に起こるであろう惨事に慌てないで済むのだ。

私はいつぞやのブログで「「まさか」という「坂」が人生にはあるよ。」と書いたばかりだ。

人生一寸先は闇だ、何が起こるか分からない。

普段、当たり前のように日常を過ごしているが、地球を輪切りにすれば中心は火焔地獄、マグマが煮えたぎっている星だ。

そして数千万年前に大きな隕石が衝突して巻き上がった塵が太陽光を遮った為に氷河期を迎え、陸上に住む殆どの生き物は絶滅した。

この事実がもう二度起こらないという確証はどこにも無い。

実は我々人類は「砂上の楼閣」に住む哀れな生き物なのである。

だから我々は一日一日を大切に味わいながら生きていくのが最善なのだと気付く。

筆 : ぎをん 齋藤