女将の思い出 / 

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筆 : 女将

京都へ嫁いで、齋藤の家の中に昔から有る数々の古書や、明治からの着物下絵等を、眺めていると、筆の使い方や、墨の濃淡による感情や、空気感を自由自在に表現して、その時代の、のんびりとした時間の流れによる天下泰平の穏やかさを、感じます。この情景を、何とか帯に染め表現できないものか、、、と昨年より挑戦しています。

その中でも神坂雪佳の筆使いは、特に好きで、当家伝来の直筆下絵を何日も、眺めて帯に完成させました。

一番の大切なことは、生地の選定で、あの気品さを維持する基本になります。

昨年は、5点ほど作成しましたが、有難い事に、同感して下さる方に巡り会い、お納めさせて頂きましたが、この度3、4点が手元で作成途中となってます。

生業で有りながら、楽しく仕事をさせて貰う家業に心から感謝です。

筆 : 女将