稲葉さんとは本当に付き合いが長い。
以前のブログにも書いたが、もう30年以上になるだろうか、私が婦人誌の着物連載を始めるきっかけを作ってくれたのは彼女がその雑誌社の専属モデルとして活躍されていた事と関係する。
その後、彼女は「ヨシエ イナバ」のオーナーデザイナーとして一時代を作り上げたキャリアウーマンの魁のような人である。
その彼女が私の摺箔を激賞して電話をくれた。
彼女ならきっと分かってくれると思って画像を送ったのだが、案の定、感激してくれたようで私も大変嬉しい。
彼女は浜っ子で歯切れがよくて、話しっぷりもテンポが早い。
そのテンポについて行けなくて圧倒されっぱなしの私であるが感性はドンピシャの間柄だ。
昔から私が薦めるものは悉く気に入ってくれた。
今は第一線から身を退いておられる様だが私のご意見番として、
美のクリエーターとしていつまでも元気でいてほしい人だ。