皆さん、こんにちは!(^^)/
本日は、御所解や献上花のお誂えをチラッとだけご紹介します。
まず最初の御所解は、華やかな赤紫という地色が印象的なお誂えです。
菊を朱系の色違いで刺繍してますが、いつもは近い位置に同色系の刺繍はしません。
菊なら朱と紫の色目に分けて刺繍をするのですが、
地色が力強い赤紫なので、紫の刺繍を入れても引き立たない。
そこで刺繍を効果的に目立たす為に、朱を色違いで配色致しました。
刺繍の位置もこだわりで少し変えてございます。
次も同柄の御所解ではございますが、塩瀬でお誂えを承っております。
何故、塩瀬の御所解帯をお品物としてほとんどラインナップに入れていないかというと、
塩瀬は描くラインが厳しく目にあたると判断しての理由でございます。
縮緬のように生地に凹凸があれば真っすぐなラインであっても良く見るとボコボコとなり、
それが描くラインのやわらかさに繋がるという思いがあるので、
多くが縮緬で染めている理由でございます。
今回はお客さまが「どうしても塩瀬!」とおっしゃっていただきましたので、
その理由をご理解いただいた上でお誂えさせていただいております。
こちらも落ち着きある紫系の色目であるので菊の刺繍を朱の濃淡使いにしてございます。
最後に献上花の染帯です。
こちらも大変人気がある染帯です。
いつも品薄で商品棚に置いてある事がほとんどないお品物で、
お客さまも「このイメージを一本持ちたい!」とおっしゃっていただきお誂えにてご注文を承りました!
お誂えは、上手く仕上がればお客さまにとってより良いものとなりますが、リスクもございます。
このようにお誂えも多く承っておりますが、
最初は、今あるお品物をご満足の上でお求めいただくのが最善かと思います。
何度か、やり取りさせていただき、
お客さまが弊店の色出しなら安心と思っていただけ、
また担当させていただいているスタッフも、
お客さまのお好みを把握する事が出来るようになり、
そのような段階を経て良いお誂えが進むと考えております。
数ヶ月お待ちいただく事で、ご要望通り進めても季節が変わると
「こんな感じでお願いしてたかな?」となる事もございますしね^^
何にしてもよくご相談の上でご検討いただければ幸いです♪
宮林でした。