大城 大 / 

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筆 : 大城 大

齋藤はいろんな柄付けをしますが、中に「コプト文様」と銘打っている品をご覧になられたことがある方もいらっしゃるかと思います。

幾何学模様であったり、狩猟文のような動物が出てきたり、全く意味がわからなかったり笑。

 

端的に申し上げると、コプト文様とは、エジプトのキリスト教徒が製織した「コプト織」に描かれている柄のことです。

エジプトというと真っ先にピラミッドや象形文字に象徴される紀元前の王朝文明を連想しがちですが、コプト織はおよそ紀元前後以降、外来の文化にさらされる中でうまれており、本当に多種多様なモチーフがございます。

 

農耕生活の傍らで製織されてきた伝統裂には、その日常生活や自然を描いたものもあれば、ギリシャ・ローマ文化を反映した葡萄蔓や兎や獅子、人物像や神話の神々などが表されているものもあります。ローマ帝国支配下にあった紀元313年にキリスト教が公認の宗教となったことも大きな分岐点で、それまで隠れた貧しいキリスト教徒の生活用品であった裂が、ここを境に一挙に手の込んだ染織美術となって花開きます。加えて、エジプトは後にアラブ人によるペルシア系・回教系文化の特徴も帯びることになりますから、コプト文様が色んな題材をもとに描かれているのも納得です。

画像はいずれもコプト文様。

あえて小さく掲載笑。

じっくりご覧になりたい方は店頭なり展示会場なり、お問い合わせの上いらしてください(^^♪

筆 : 大城 大