女将の思い出 / 

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筆 : 女将

介護に続き看護などと、もう、かれこれ10年は過ってしまうと思うけど、身軽になった事を幸いに久しぶりに、大阪国立文楽劇場に友人と、拝見に行きました。

文楽もコロナ禍を乗り越えて、運営困難な時期もあっただろうけど、

劇場内は、相変わらずのお囃子に乗って、我々観客を、出迎えてくれた事は、誠に新春らしい雰囲気でした。

私が、文楽から遠のいている間に、人形足使い、太夫さん達が、大きく世代交代があったようで、初めて観る方々の顔ぶれと、お声でしたが、三味線は、私のご贔屓の藤蔵さんの、相変わらずのエネルギッシュな音色で、堪能して帰路につきました。

帰りの道々で、将来の文楽はどうなるんだろう、、、と少し不安にはなりましたが、次世代に伝達してゆくのは、我々世代が、その楽しさを、教授して行くのも、1つかな、、、と微力ながら痛感しました。

皆様 伝統芸能は、少し入り難いかもしれませんが、まず一歩をお願いします。文化人になれば、人生の幅が広がると思います。

筆 : 女将