七五三参り
上の子が間もなく6歳になる、年月の速さが身に沁みて感じるようになった。
朝晩も冷えはじめ11月には七五三のお参りがあり、三年前の光景がつい先ほどのように思う。
”コロナ”という言葉もそれほど恐怖に感じなくなり、人混みを避けて行動する必要も
なくなった今では、わが子の晴れの姿にわくわくしながら支度をしている方も多いのではないだろうか。
初着を着物や羽織に仕立てなおし、女の子には着物にかわいい被布でんちを着せて髪飾りを付け、
初めての「おべべ姿」を写真に収める楽しみには、私もつい感動し涙ぐんだ記憶がある。
今その時の写真をめくると、子供の成長を祝いまた健康を祈願し、着飾った姿を写真に収め、
神社にお参りすることの意味や大切さが確とわかる。
因みに欧米ではこのような文化、習慣はない。
これは日本特有の文化であり、神々にわが子の御礼とこれからの祈願を兼ねて
参拝するこの習慣は、実に日本人の宗教心の厚さを窺うことができる。
願わくば未来永劫、続いてほしいものである。