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筆 : 齋藤 康二

明けましておめでとうございます。

 

2024年辰年が始まりました、何より年始早々大地震に見舞われた能登半島周辺の方々、

この寒さの中大変な思いをされていると簡単には想像し難い苦しい状況だと思います。

また、被害にあわれて亡くなられた方々、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

年始のご挨拶をするにはあまりにも残酷なニュースばかり飛び込んでくるので、

悲痛な思いしかありませんが、自然災害の恐ろしさを目の当たりにすると

昨日までの幸せさえも消えてしまうほど、我々は弱いものなんだとまた改めて痛感します。

戦争被害で亡くなれた方々、自然災害で亡くなれた方々、どれも同じではないが亡くなられた当事者からすると、

思いもよらない昨日までは全く考えもしなかった出来事であり、この世の恐ろしいものによって

自分の命が火を消すように奪われる、この突然現れる死というものの怖さを我々は身近な恐怖として

もっとしっかり捉えていなければならないとつくづく実感する。

そして全て”犠牲”という曖昧な言葉で表現される説明し難いこの突然の死というもの、その奪われた尊い命を無駄に

しないよう日本はもとより地球全体で「命の尊厳」といものを熟慮し、我々世界の将来を救う議論を交わしてほしい。

国連と一部の国が躍起になっている地球温暖化も問題だが、他で人的な戦争被害によって何百人という犠牲者が

出ているこの事実には頓着しないのか?何百年もあとのことを心配するよりこちらのほうが余程危機的問題である。

 

 

筆 : 齋藤 康二