御所解の夏帯、お誂えの品を鋭意染め出し中でございます。
大城担当S様、順調にお仕事進んでおりますのでご安心ください(^^ゞ
御所解柄で欠かせない「カチン描き」の工程。
カチンとは墨のことです。
昔はトクサを炭化させたものを「カチン棒」と呼んで、染色の材料として使用していました。
この名残で、現在も墨で行う仕上げをカチン仕上げと言ってます。
青いシールが悪目立ちしてますが苦笑、ご覧いただきたいのは筆先です。
非常に細かいお仕事をこなしてもらってます( ..)φジックリダケドイキオイモダイジ
こちらはまだ凹凸の少ない生地ですが、御所解帯で多用する縮緬の上ではまた各段に難易度あがります。
弊社下絵職人の卵(21歳)も、今はひたすら試験布の上に菊の絵を描く練習を重ねています。
御所解というと刺繍だったり、疋田だったり、華やかな部分に目がいくものですが、
このカチンも印象を左右する大事な見所のひとつとして侮ることなかれ(; ・`д・´)キリッ
(※ちなみに青シールはこれから摺り疋田を行う部分。手違いないようにしております。アシカラズ)
ぎをん齋藤 大城
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