京都はようやく冬の気配がしてまいりました。
アトリエのハナミズキの葉も紅に染まっています。
今週後半は銀座師走展です。せっせと織りためた織帯たちが陳列されます。
皆さまに見ていただけますよう、齋藤織物のスタッフ一同楽しみにしております。
唐織の絵緯など、ふっくらとした表現にかかせないのが片撚りの絹糸です。
一方向に甘く撚りがかけてあり、絹糸本来の艶やかさが楽しめます。
生糸を引き合わせる本数によりいろいろな太さがあります。
(写真上の白い糸の太さは髪の毛ほどです!)
織物の種類や目的、柄行きのイメージによって使い分けます。
ささくれやすくやや扱いづらいところもありますが、光沢とかろやかさが大変魅力的な糸です。
堺