承天閣美術館に行こうと、先日本当に久しぶりに相国寺境内を歩きました。
我が母校の裏側。
ちょっと懐かしすぎて感無量。学生時代はただただ通り過ぎるだけでしたのに。
そう思うと、今当たり前に目にしている光景をもっと心に刻まないといけないなぁと感じます。
長男が高校生になって一段と考えが老け込んでいる大城です( *´艸`)アハハハハ
その相国寺、たまたま春の特別拝観期間中で、法堂が公開されていました。
これまた実は行ったことがない。
このタイミングで行かなかったら一生行かないかもしれないと思いまして、800円払いました。
目玉はやはり天井画の「鳴き龍」(狩野光信作:1605年慶長10年)。
はい、撮影禁止でした。
最近どこもそうです。
ポストカード買います。150円。その画像で、如何にも現場で撮影した風を装います。
実際、目の当たりにすると、おお…と唸ってしまう迫力。
あるポイントで手をたたくと、湾曲した天井の反響で音がワンワン鳴ります。
だから「鳴き龍」。
こういうとぐろを巻いた龍を「蟠龍(ばんりゅう)or 盤龍」と言いますが、
齋藤にも盤龍モチーフの帯があります。
本歌となっているのは遼・金代(12世紀頃)の古裂(下添付画像参照)。
洋の東西を問わず、龍は神格化された生き物として古くから描かれていますが、
ルーツとなるそっくりな生き物がきっといたのでしょうね。
こういう話、次男坊(中二)とならずっと盛り上がっていきます。
長男は冷ややか。お父さんはさみしい(ノД`)・゜・。シクシク
以下の画像は齋藤織物製・金唐革袋帯からの抜粋。こちらは龍だけでなく鳳凰も。
袋帯で盛り上がっていただける方、ご連絡お待ちしております笑。
ぎをん齋藤 大城
☎075-561-1207 ✉gionsaito-ohshiro@outlook.com