京都西賀茂のアトリエで毎日コツコツと西陣織の帯の製織に励んでおります。
↑アトリエ外観
文化・技術継承のために職人に安定した収入を!と先代の齋藤氏が始めた織物塾で
K部長指導のもと集いまして、
私が来ました時には、大先輩職人さんの年齢がとっても上なので
平均年齢にすると60代といった状態でした。
いまはかなり若返り職人五名で帯の製造をしております。
(どこの業界でも言われますが間の世代が丸っと抜けてしまったのです)
ご指導いただくなかたまに飛び出す西陣用語には
思いがけず戸惑うこともありましたが
織りに集中して取り組める貴重な経験を積ませていただきました。
織りの技術は妙なもので動作としてはシンプルなのですが、
見よう見まねで同じように織ったつもりでも
織り上がった生地を見ればなんとなし、一越一越のリズムやヌキ引きの加減で
風合いが変わります。
先輩方の織る生地の滑らかさ、柔らかさ、にはいまだ至れません。
時代の潮流に合わせた変化の中でも、変わらぬ良いものを。
今後も真摯に物作りと向き合いたいところです。
猫の手も借りたいほどの多忙の、目が回りそうな移り変わりといった表現がよく合う
コロナ禍のさなかに始まった和装小物のオンラインストアも
なんとか運営に慣れてきた次第であります。
一重に掲載を心待ちにしてくださっている皆さまのおかげです。
SNSでの反応も大変励みになっております。
コメントは特に!!
始めましての方にも、これまでも見てたよ!という方にも
あらためての自己紹介でございました。
宮地