連日の寒さで朝は手が悴んでしまいます。
織工程「糸繰り」の次は「緯巻き」です。
枠に巻きとった糸を、次は管に巻いていきます。
↑ぬき巻き台
地緯の管は筍のような管へ、
絵緯の管はストローのような管へ、
それぞれ巻いていきます。
枠は立てて糸を引き出します。
緯を巻くときは糸が弛まないようにつまんだ糸を、細かく振りながら巻きます。
織物の雰囲気にあわせて、複数の糸をあわせて巻くときには、
それぞれの糸のテンションが揃うように、合間で布をかませて、調整します。
↑糸を振り分けて通す石輪
絵緯の管は色が複数用意されています。
配色の都合で色味の似た色が隣り合ったときなどに、見分けをつけるためです。
地緯も絵緯もそれぞれ杼の幅を越えないように巻きます。(越えてしまうと経糸と擦れてキズになってしまいます)
紋図を参考に必要な量を巻けたら、
織の準備は完了です。
宮地