織工程⑤
糸の準備ができましたら、いよいよ織り出しです!
紋紙の場合は紋串を刺します。
柄ゆきの計画(太鼓や腹の柄の入りかたなど)をみながら、紋図から織り始めの番号を割り出します。
紋図や筬などの機まわりは曲尺で作られていますが、織り上がった帯地は鯨尺で計算するので変換が必要です。(メートル法ではない単位が現役で日常的に使われています。和裁や大工仕事などをなされるかたにはお馴染みかもしれません。)
一旦織り出すと変更できないので要注意。
垂れ先に入っているネームや筋用の紋紙など‥
経糸のケバやフシなどをとるのも大切です。
種類によっては、糊をつけてすべりをよくします。
大杼に地緯をセットして、いざ。
堺