ロウケツ小紋に面白い染帯
昨日に引き続き、ロウケツ小紋のご紹介です。
白地の御所解帯はパッと華やかで、少しよそ行き感も演出されるような組み合わせでしたが、もっとカジュアルに洒落っ気を出した合わせも、気軽なお出かけには良いものです。
お太鼓にドドン!と蕪の帯です。「おおきなかぶ」の童話を思い出します。うんとこしょ、どっこいしょ、それでもかぶは抜けません。
お腹の柄は関東腹、関西腹で異なる柄が描かれています。
お好きな野菜を前面に出してください(笑)
素材は細めの苧麻を使った洒落帯です。
オーガニックマルシェや、有機野菜が売りのお店にお食事に行かれる時、またご自身でお野菜を作られている方など、少し珍しい柄ですが可愛らしい帯ですので、何かご自身とのつながりを見つけてお使いいただきたい一本です。
また、柄のお好みはともかく、このロウケツ小紋に焦げ茶の帯、という色合わせは実に安定感があります。それについてはぎをん齋藤の大番頭、M島先輩からのお墨付きです(笑)
蛇足ですが、田中家の畑では6月に入って玉ねぎが収穫されました。
このままにしておくと「玉」の部分はともかく「ねぎ」の部分から腐ってしまいますので、ねぎ部を縛って風通しの良い場所に干し、しばらく乾燥させます。
田中は泉州生まれの田舎育ちなものですから、小学校の登下校中に見かけた「玉ねぎ小屋」の様子なんかを思い出します。
いまはもう順調にカラカラに乾きまして、しばらくの間玉ねぎは買わなくて済みそうです(*´ω`)