ぎをん齋藤
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齊藤康二

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京都東山の祇園一角に店を構えて170年余り、
呉服の専門店として自社で制作した独自の
染物・織物をこの弊店で販売しています。
ぎをん齋藤の日常からこだわりの”もの作り”まで、
弊社の魅力を余すことなくお伝えしていきます。
皆様からのお問い合わせ、ご質問などお待ちしております。
◆お問い合わせ
ぎをん齋藤 齊藤康二
TEL:075-561-1207
(Mail) gion.saitokoji0517@gmail.com

ぎをん齋藤特製古渡更紗のひざ掛けハンカチ

さて、今週土曜日10月1日からいよいよ秋の陳列会を弊店で開催する。

今回は新しく改装した店先に加え、2階も展示場として活用しゆったりと

楽しんでいただくのが目玉の一つとなっている。

陳列は当店独自の商品構成でまとめ、普段着からフォーマルまで幅広く皆様にご覧

いただけるよう品種別に部屋割りをし、いつものようにご要望のものを的確にスタッフが説明と共に

ご提案させていただく内容となっている。

普段は商品棚すべてをお見せすることはないが、展示会ではほぼすべてのものを陳列するので

見ごたえもあり、特に新規のお客様やご興味のある方はぜひこの機会に足を運んでいただきたい。

また、今回は齋藤コレクションにある古渡更紗(鶏頭手)をモチーフとしたぎをん齋藤の特製大判ハンカチを

もれなく皆様にご用意してお待ち申し上げております。

(45cm×45cm)

 

第73回京都秋の陳列会

さて、9月も半ばになり幽玄の月を見上げると秋を感じるこの頃、

ぎをん齋藤は来月の「第73回京都秋の陳列会」に向け粛々と準備を進めている。

今回はご案内にあるように主題は”琳派”。

桃山後期に現れた本阿弥光悦、俵屋宗達などそれまでとは全く違う表現方法で作品を生み出した絵師たち、

そこから派生し発展していったその美を我々のもと、現代の類い稀な才能を持つ職人を通して蘇らせた品々

を所せましと陳列する予定で、皆様には”着るもの”として身近に感じてもらえたらうれしい限りである。

秋の陳列会も今年で73回目、遡ると昭和24年からとなる。

長年いろんな災害に見舞われながらも休むことなく続けてきたこの会はぎをん齋藤にとって

歴史ある意味深い催しであり、続けてこれたことへの感謝と、またこれから絶えることなく

やり続ける精神をもって臨んでいきたい。

そして享年74歳で亡くなった父と同い年というのも感慨深い。

 

 

9月1日からの再開に向けて

先般お知らせしていた店の改修工事は無事に終了し、昨日から社員全員で大掃除に取り掛かっている。

隅々まできれいに整理整頓された店内はやはり気持ちのいいものである。

一月前、工事に備え店内掃除のため日頃はめったに開けない物置や戸棚を物色し整理を行った。

正直、長年の埃がびっしりと棚や箱の上に積もって開けるのも憚られるがその中身は大変貴重なものばかりで、

明治、大正に使われていたであろう台帳や各種帳面、その他諸々ぎをん齋藤の歴史が詰まった品々が

所狭しと詰め込まれてあり、こうでもしなければ改めてそれらを眺める機会には出会えなかった。

”几帳面”という言葉があるが、端から端までびっしりと筆で書かれたそれら帳面に目を通すとその時代の

背景が想像でき、その文字一つ一つから熱量を感じ取れるほどしっかりとした筆圧で書かれている。

ちょっとした感動すら覚えた瞬間であった。

 

さて、そんな大掛かりな事も夏と共に終わり操業再開は9月1日からとなっております。

これから秋に向け催しも予定しておりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様には過日休業に伴い多々ご迷惑を御かけしましたことも、ここで改めて深くお詫び申し上げます。