Nuit Blanche Kyoto 2020
前のブログでお月見の話をしましたが、秋の夜長を楽しむ時期になって来ましたね。
秋と言えば、芸術の秋!…ということで、先週の土曜日はNuit Blanche Kyoto 2020(ニュイ・ブランシュ京都2020)の参加作品を見がてら、近所の岡崎公園界隈に夜の散歩に出かけました。
闇夜にライトアップされた京セラ美術館。旧正門前でアコーディオンとチェロの二人組バンドが京都市交響楽団のメンバーとともにセッションを響かせる中、美術館前の広場に巨大な「空気の人」が登場する、という、白昼夢めいた光景が現実のものとして広がっておりました。
Nuit Blanche Kyotoは、フランス・パリで開催される「白夜祭」に合わせて、姉妹都市である京都市が毎年この時期に開催している「一夜限りの現代アートの祭典」なんですが、写真の広場にはビール売りの屋台なんかも出店しており、まさにお祭りムードが漂っておりました。
空気の人を挟んで、ライトアップされた美術館と、闇に浮かぶ昏い朱の大鳥居のコラボレーション。コンセプトの氾濫、この光景自体がコラージュ作品になってますね。
例年は京大前の日仏会館に赴いて様々な作品を鑑賞するのですが、今回は家の近くということで、岡崎エリアで一夜のお祭りを楽しみました。
コロナ禍にあって、様々なイベントやお祭りが中止や規模縮小を余儀なくされていますが、アーティストの真骨頂とは、こうした災厄をも創作活動の原動力とし、新たな考え方やものの見方を提示するところにあると思います。どうか逆境に負けずに、頑張って欲しいものだと思います。
皆さまもそれぞれの形で芸術の秋、お楽しみくださいね♪