ぎをん齋藤
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七五三と総柄小紋と私

おはようございます!大寒も過ぎ、少し暖かい日が続きましたが、またすぐに寒くなるようです。典型的な三寒四温というような週末でしたが、皆さまいかがお過ごしでしたか?

さて、年明け早々に緊急事態宣言が発令されてからこちら、呉服屋なんてものはもう全く世の中に必要とされないものかと危惧しましたが、意外にも電話やメールなどでのお問合せや、お付き合いの長いお客様には商品の画像のやりとりでご商談が成立したりと、ありがたい事に「暇をかこちながら過ごす日々」とは今のところ無縁でございます。

そんなお問合せの中に、産着や七五三など小さなお子様用のお着物についてのご質問がいくつかございました。

私自身も担当させていただいているお客様に、三つ参り着物のご提案を考えている最中なのですが、コロナ禍で会食や旅行など「人と会う」ことが制限されているとは言え、家族内の行事となれば別問題、普段の生活で我慢をさせている分、お子様やお孫様の晴れの日くらいは華やかにさせてあげたい…そういう方が多くいらっしゃるのかも知れません。

子ども用のお着物は「お誂え」でお作りすることが多い弊店、在庫として作ってあるものは数少ないのですが、色や柄の雰囲気によっては、大人向けの「総柄小紋」を子ども用のお詣り着に仕立てることも可能です。

こんな雰囲気のものでしたら、お好みはありますがお子様用にもお使いいただけます。白生地から作り上げていく楽しみはありませんが、お急ぎの方、現品を見て決めたい、という方にはオススメです。

三つ参りでしたら、齋藤らしい紅地縮緬に疋田切り付けの「被布でんち」を羽織って、可愛い絞りの巾着などお持ちになるのも良いです。

七つ参りにはこのような飾り結びに作ってある帯を、胴に巻いて締めるだけ、というのが気楽です。(台紙が外せませんでしたのでお目汚しご容赦下さい…汗)
写真は塩瀬の染帯ですが、成人後も振袖や訪問着に使えるように、と齋藤織物の「唐織・袋帯」を芯を入れずに仕立てる場合もございます。

七つ参りには大人と同じように帯締め・帯揚げをはじめ、しごき、はこせこ、扇にバッグやかんざしなど、小物も多岐に渡りますので、お困りの際はご相談ください。ぎをん齋藤オリジナルの物もございますが、お付き合いのある京都の老舗から、お着物や帯の雰囲気と合わせて取り寄せ、ご提案もさせていただきます。

 

…「齋藤さんって子ども用の着物も扱ってるの?」と驚きのお声を頂戴することもあるのですが、弊店「ぎをん齋藤」では、創業以来の「染め物屋」として成人女性向けの付下げ・訪問着や染帯などを得意とする一方で、その前に呉服専門店として、ご縁のあったお客様やご家族について「ゆりかごから墓場まで」お着物のことはよろづ弊店にお任せいただけますように、初宮参りの産着から七五三、振袖、黒留、色留、果ては喪服に至るまで、一切をご用意することができます。

ただ、在庫の少ないジャンルについては「お誂え」になるケースが多く、お客様の方でご予算や色・柄のお好みなど、ある程度のイメージを固めていただく必要もあることから、あまり知られてこなかったのかな?と思います。

我々スタッフの発信力不足も否めませんね(>_<)もっと多くの方にお着物の良さと弊店のものづくりを知っていただくために、情報発信強化に努めて参ります!!