週末、買い物がてら街に出たついでに「鉾立て」の様子を覗いて来ました。

例年7月10日から、先祭りの各山鉾町では、巡行に参加する山や鉾を組み立てる「鉾立て」という行事が行われます。

昨年は巡行の中止に伴い鉾立も無しとなりましたが、伝統的な技術や文化の継承の観点から、巡行は無くとも鉾立は行うべしとする機運が高まり、今年は感染対策との両立を考えて各町で判断することとなりました。

こちらは京都大丸さん前の長刀鉾の鉾立の様子。まだまだ始まったところですが、鉾を「組み立てる」と言っても大変サイズ感が大きいので、その作業は一苦労、クレーンなどの重機も登場する大工事です。

こちらはお近くの函谷鉾。ちょうどクレーンで鉾を起こして立ち上げる作業の現場に通りがかりました。

町によっては、町内外の市民が鉾の立ち上げに参加して、みんなで太い綱を引いて鉾を立ち上げる、というのが風物詩になっておりましたが、それはさすがに見送りになっています。

そもそも悪疫祓いの祇園祭、今年も巡行無しの神事のみとなりましたが、来年こそは完全復活のお祭りを心おきなく見物に行きたいものです。